ホログラフィーとホログラム

ホログラフィーの原理は、1948年、英国の物理学者デニゥ・ガボールによって発見されました。当時は撮影や再生に水銀灯が使われ、また、参照光も用いていなかったために、きれいな画像が得られませんでした。
しかし、その技術は1960年にレーザー光線が発明されるとともに急速に発展し、今日では、あらゆる分野でホログラフィーが使われるようになりました。

例えば、クレジットカードなどには「偽造防止用」としてホログラムが使われたり、車のボンネット上に計器表示などを浮かび上がらせる「ヘッドアップディスプレイ」や、ス―パーマーケットのレジなどで使われているバーコードを読み取る「バーコード・リーダー」などにもホログラフィーが応用されています。

「ホログラフィー」とは、立体感を被写体の反射光の情報として、フィルムなどに記録し再生する技術であり、この技術によって三次元上方の記録されたものを「ホログラム」と呼びます。

ホログラフィの原理

人間の物体の立体感の認識は、その物体の反射光の方向と明暗を目で受け脳で判断しているため二次元画像としてしか再生されませんが、「ホログラム」には、光の明暗のほかに、光の進行行方も記録されているため、被写体の立体感を完全に再現できるのです。

主にホログラムの撮影ではレーザーが使われ、その光が物体に当たって反射散乱した光(物体光)と、乱れのないきれいな光(参照光)を同じフィルム上に露光します。このとき二つの光の波の干渉により生じた縞模様(干渉縞)が記録されます。これがホログラムの反射光の情報、すなわち立体の情報なのです。

そして、このホログラムに参照光と同じ方向から光を照射すると、撮影時の被写体からの反射光と同じ光が生まれ、再びそこに立体像が現れるのです。

ホログラムの照明方法

■照明はホログラムの正面上方約45度の角度から当ててください。
■ホログラムと照明の距離は50cm以上離すようにしてください。
■一つの作品に対して照明は一つにしてください。二つ以上の照明を使用しますと画像がダブって見えてしまいます。

<<ホログラムに適した照明>> <<ホログラムに適さない照明>>
◇晴れた日の直射日光。――ただし、長時間の照射は紫外線の影響でホログラムを変色/劣化させる原因となりますのでご注意ください。
◇ハロゲン電球
◇透明ガラス電球
◇曇った日の太陽光
◇蛍光灯

<<照明例>>
a)壁掛け:ホログラムと目線が同じ高さの場合
b)壁掛け:ホログラムが目線より高い場合
c)壁掛け:ホログラムが目線より低い場合
d)置き型の場合